この記事では、2025年6月に発表された産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による最新世論調査をもとに、参政党の政党支持率が急上昇した背景と今後の展望について解説します。支持率の順位や若者層の動向など、政治初心者にもわかりやすくまとめました。
最新の政党支持率ランキング(2025年6月調査)
今回の世論調査では、政党支持率に大きな変動がありました。特に注目されているのが、参政党の支持率の急上昇です。以下は、各政党の支持率ランキングです。
- 自民党:24.7%
- 国民民主党:7.9%
- 立憲民主党:6.8%
- 参政党:3.9%
- れいわ新選組:3.5%
- 公明党:3.3%
- 日本維新の会:2.7%
- 共産党:2.6%
参政党は、5月調査の1.3%から一気に3.9%へと3倍に上昇し、4位に浮上する快進撃を見せました。
参院選比例代表投票先でも急伸
政党支持率だけでなく、参院選比例代表で「どの政党に投票したいか」という質問でも参政党は前回の1.7%から3.6%に倍増しています。
投票先の順位は以下の通りです。
- 自民党:24.5%
- 立憲民主党:9.6%
- 国民民主党:8.8%
- 公明党:4.1%
- れいわ新選組:4.1%
- 日本維新の会:3.8%
- 参政党:3.6%
- 共産党:3.0%
支持率同様、投票先としても共産党を上回る結果となり、注目度が急上昇しています。
若者の間で支持が急増している理由
20代以下の男性に限定すると、参政党はなんと国民民主、れいわに次ぐ3位の支持を獲得。自民党や立憲民主党を上回っています。
この背景には以下のような要因があると考えられます:
- SNSやYouTubeでの情報発信に積極的
- 「食の安全」「教育」「家族」など、身近なテーマで訴求
- 既存の保守政党に物足りなさを感じる若年層の受け皿に
政策の具体例
- 添加物の使用制限など「食の安全」を重視
- 選択的夫婦別姓に反対
- 外国人政策に対する厳しい姿勢
「左のれいわ、右の参政」?新しい政治地図が見えてきた
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、「左のれいわ、右の参政となりつつある」と分析しています。これは、自民党から離れた保守層が、国民民主や維新ではなく、参政党に流れていることを示しています。
また、2025年6月15日に実施された兵庫県尼崎市議選では、参政党の候補者がトップ当選。地方選でも着実に実績を上げており、党勢拡大の勢いが見て取れます。
FAQ
Q1: 参政党の政党支持率が急に上がったのはなぜ?
A1: 若者層からの支持拡大、生活に密着した政策、地方選挙での実績などが要因です。
Q2: 現在の政党支持率ランキングは?
A2: 自民、国民民主、立憲民主に次いで、参政党が4位です。
Q3: 若年層はなぜ参政党を支持しているの?
A3: SNSでの発信力、身近なテーマへの共感が高まっているためです。
まとめ
2025年6月の世論調査では、参政党が政党支持率・参院選投票先ともに大きく順位を上げ、政治シーンでの存在感を一気に高めました。特に若者層での支持が強く、SNSを通じた情報発信や食の安全などのテーマが評価されています。今後、保守層の新たな受け皿として注目が集まるでしょう。

