砂糖は私たちの身近にある甘い存在ですが、実はその中毒性はドラッグ並とも言われています。今回は、実際に砂糖を60日間やめたインフルエンサーの体験をもとに、砂糖断ちの効果や体に起こる変化について詳しく解説します。ダイエットだけでなく、集中力やメンタルにも大きな影響がある砂糖。この記事では、砂糖をやめるとどんな良いことがあるのか、初心者にもわかりやすくご紹介します。
砂糖をやめると起こる3つの変化
砂糖断ちを60日間実践した結果、体に起きた代表的な変化を3つにまとめました。
1. 肌トラブルが改善し、ニキビが激減
ブランドン氏は長年ニキビや肌荒れに悩んでおり、皮膚科の薬でも根本解決しなかったそうです。ところが、砂糖を断ち、乳製品・グルテンも控える食生活に変えたところ、たった2週間で肌の調子が明らかに改善。60日後にはほぼ完治し、赤みや痒みもなくなったと言います。
砂糖は体内の炎症を促進するため、ニキビや湿疹、肌荒れを引き起こしやすいと言われています。特にお菓子やジュースに含まれる精製糖は、肌への悪影響が大きいのです。
2. 集中力アップとメンタルの安定
砂糖断ちを始めて1週間ほど経過すると、集中力が上がり、仕事や学習のパフォーマンスが向上したとの報告も。ドクターステン・エッグバーグによると、砂糖は脳内のドーパミン報酬系を強く刺激するため、中毒性が非常に高いとされています。
このドーパミン刺激により、砂糖を摂取し続けると「やる気」や「集中力」の基準が狂い、気分の浮き沈みが激しくなります。しかし、砂糖を断つことで脳が本来の働きを取り戻し、ストレスや不安も軽減されると言います。
3. 体重が自然に減少、脂肪燃焼体質に
砂糖を断つと、血糖値の急上昇がなくなり、インスリンの分泌も安定します。その結果、脂肪が燃焼しやすくなり、自然と体重が落ちやすい体質に変化していきます。
また、血糖値が安定することで間食欲や過食が減るため、無理なダイエットをしなくても健康的に痩せられるのです。
なぜ砂糖は危険なのか?ドクターが語る科学的根拠
スウェーデン出身のカイロプラクターであるドクターステン・エッグバーグは、「砂糖は合法ドラッグであり、脳を破壊する」とまで警告しています。彼が語る主なポイントは以下の通りです。
- 砂糖はドーパミンを過剰に刺激する
- 高血糖は網膜や神経を傷つけ、視力や認知機能の低下を招く
- 糖尿病や肥満、慢性炎症の原因になる
- 脳内の神経成長因子(BDNF)を阻害し、うつ病のリスクが高まる
つまり、砂糖の取りすぎは単なる太る原因にとどまらず、心身の健康に深刻な影響を与えるのです。
砂糖断ちを成功させるコツと食事例
完全な砂糖断ちは難しく感じるかもしれませんが、次のような工夫をすれば実践しやすくなります。
- 精製糖を使ったお菓子・ジュースを控える
- フルーツなど自然の甘みはOK(ただし摂りすぎ注意)
- 加工食品の成分表をチェックし「砂糖」「異性化糖」などが入っていないか確認
- 健康的な脂質(ナッツ・アボカド・オリーブオイル)をしっかり摂る
- 主食は白米やパンよりも、じゃがいも・さつまいもなどの根菜がおすすめ
ブランドン氏の食事例も紹介します。
- 朝食:卵・アボカド・グルテンフリーパン
- 昼食:鶏むね肉またはステーキ+サラダ
- 夕食:ターキーサンド(グルテンフリーパン使用)
加工品を減らし、リアルフード中心の食生活にシフトするのがポイントです。
FAQ
Q1: 砂糖をやめると体重が減りすぎませんか?
A1: 健康的な脂質やたんぱく質をしっかり摂れば問題ありません。やせ型の方はカロリー不足にならないよう調整しましょう。
Q2: 炭水化物も砂糖の一種ですか?
A2: 白米やパンなどの精製炭水化物も「糖質」には違いありませんが、砂糖よりは中毒性が低いとされています。可能であれば量を減らし、代わりにじゃがいもなどを活用しましょう。
Q3: はちみつやメープルシロップは砂糖の代わりになりますか?
A3: 自然由来であるものの、体への作用は砂糖とほぼ同じです。砂糖断ち中は控えるのがベターです。
Q4: 砂糖をやめるとどれくらいで効果が出ますか?
A4: 早ければ1週間以内に集中力や睡眠の改善を感じる人が多く、2〜4週間で肌の変化や体重減少も実感できるケースがあります。
まとめ
砂糖は私たちの生活に欠かせないと思われがちですが、過剰な摂取は心身に深刻な悪影響を与えます。今回紹介したように、たった数週間の砂糖断ちでも、肌・集中力・体重・気分などに大きな変化が現れることが分かっています。
まずはお菓子やジュースを控えるところから始め、リアルフード中心の食生活へと少しずつ切り替えてみましょう。もし砂糖断ちに挑戦するなら、最初の2〜3日間が最大の壁。そこを乗り越えれば、あなたの体はきっと劇的に変わるはずです。

