近年、X(旧Twitter)を中心に話題となっている「USAID(アメリカ合衆国国際開発庁)」。この組織は、表向きには海外支援を目的とする政府機関ですが、その実態が暴かれつつあります。
さらに、日本のメディアがほとんどこの問題を報道していないことも、多くの人々の関心を集めています。
今回は、USAIDの実態、イーロン・マスクとトランプ元大統領による介入、そして日本のメディアが沈黙している理由について詳しく解説します。
USAIDとは?その目的と実態
USAIDの基本情報
USAID(アメリカ合衆国国際開発庁)とは、1961年にジョン・F・ケネディ大統領の行政命令によって設立された機関です。
目的は、以下のような「非軍事的」な海外援助活動とされています。
- 経済発展支援
- 医療・公衆衛生の向上
- 飢餓・貧困対策
- 人権擁護
一見、素晴らしい機関のように見えますが、実態は異なります。
USAIDの問題点
近年、イーロン・マスク氏を中心に暴かれているUSAIDの問題は、以下のようなものがあります。
① 巨額の資金の不透明な流れ
アメリカの財務省がUSAIDの資金の流れを監査しようとしたところ、識別コードがない取引が多数見つかったと報じられました。
つまり、「誰にどれだけの金額が送られたのか、確認できない支出が多い」ということです。
② メディアへの資金提供
BBC、ニューヨーク・タイムズ、ポリティコといった大手メディアにUSAIDが巨額の資金を提供していたことが判明しています。
これにより、バイデン政権やDS(ディープステート)に不利な報道が封じられていた可能性が指摘されています。
③ LGBTQ+推進や政権転覆への関与
USAIDの資金は、単なる「支援」ではなく、各国の政策に影響を与える形で利用されていた疑いがあります。
例として、以下のような事例があります。
- セルビアでLGBTQ+運動の推進に2億円の資金提供
- ウガンダの同性愛者支援に8億円
- ベトナムでの人権擁護活動に25億円
- ジョージア(旧ソ連)でのグリーンエネルギー推進に38億円
- スリランカのジャーナリストに12億円を支払い、性別に関する言葉遣いを指導
本当に必要な支援が行われているならまだしも、こうした資金の使い方が果たして適正なのか、多くの疑問が浮かびます。
④ テロ組織への資金提供疑惑
最も衝撃的なのは、USAIDが一部の資金をテロ組織に流していた可能性があるという点です。
実際に、アフガニスタンでは利用者のいないガソリンスタンドに65億円もの資金が投じられた事例も報告されています。
こうした使途不明金が、「本当に困っている人々の支援」に使われていたのか、大きな疑問が残ります。
なぜイーロン・マスクとトランプがUSAIDを解体しようとしているのか?
イーロン・マスクの関与
トランプ元大統領は、アメリカ政府の無駄を削減するために「政府効率化省」を設立しました。
そのトップに任命されたのが、イーロン・マスク氏です。
マスク氏のチームは、アメリカ政府の決済システムへのアクセス権を持ち、USAIDの資金の流れを調査しました。
その結果、「身分証明書のない個人に対して、年間1000億ドル以上の給付金が支払われていた」ことが発覚しました。
このような状況を受けて、マスク氏はUSAIDについて次のような強烈な発言をしました。
「USAIDは犯罪組織であり、解体されるべきだ」
さらに、USAIDの資金がCOVID-19を含む生物兵器の開発に使われていた可能性も指摘されており、今後さらなる調査が進むとみられています。
なぜ日本のメディアはUSAIDの問題を報道しないのか?
ここで最大の疑問が生じます。
これほど世界的に大きなスキャンダルなのに、なぜ日本のメディアはほとんど報じていないのでしょうか?
考えられる理由は2つです。
① 日本のメディアもUSAIDから資金提供を受けていた可能性
USAIDが海外メディアに資金を提供していたことは既に判明しています。
そのため、日本のNHKや主要メディアも同様の支援を受けていた可能性があると考えられています。
実際、参議院議員の浜田氏は、次のような発言をしています。
「NHKとUSAIDの関係を確認する必要がある」
もし日本のメディアがUSAIDから資金提供を受けていたとしたら、不都合な事実を報道しないのも納得がいきます。
② 岸田政権がUSAIDと協力関係を結んでいた
日本の外務省は、2023年9月にUSAIDとの「協力覚書」に署名しています。
つまり、日本政府自体がUSAIDと関係を持っていた可能性があるのです。
このことから、「USAIDの問題を報道すると、日本政府にも影響が及ぶため、報道を控えているのでは?」という推測が出ています。
まとめ
- USAIDは表向きは人道支援を行う機関だが、実態は不透明な資金運用が多数
- イーロン・マスクとトランプ政権が調査した結果、多くの問題が発覚し解体が進行中
- USAIDはメディアへの資金提供を行い、報道をコントロールしていた可能性がある
- 日本のメディアがUSAIDについてほとんど報道しない理由として、資金提供や政府の関与が考えられる
今後も、この問題の真相がさらに明らかになることが期待されます。
日本でも独立したメディアやネット上での情報発信が重要になってくるでしょう。