2025年(令和6年)の確定申告は、スマホとマイナンバーカードを使うことで簡単に完了できるようになりました。しかし、「マイナポータルが使いづらい」「e-Taxの手続きが複雑」といった声も少なくありません。本記事では、最新の確定申告のやり方や注意点をわかりやすく解説します。
令和6年の確定申告の流れ
確定申告には3つの方法があります。
- スマホで電子申告(e-Tax):マイナンバーカードとスマホを使って完了
- パソコンで電子申告(e-Tax):マイナンバーカードまたはID・パスワードでログイン
- 紙の申告書を郵送または持参:税務署へ提出
スマホでの申告がもっとも手軽で、国税庁も推奨しています。
スマホを使った確定申告の手順
1. 事前に準備するもの
- マイナンバーカード(ICチップ付き)
- マイナポータルアプリ(事前インストール推奨)
- マイナンバーカード対応スマホ
- パスワード(4桁と6~16桁の2種類)
- 確定申告に必要な書類(厳選徴収票、医療費控除・ふるさと納税の証明書 など)
2. 確定申告書等作成コーナーにアクセス
- 「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
- 「作成開始」ボタンを押す
- 「所得税」など申告書の種類を選択
- 「マイナンバーカード方式」を選択
3. マイナンバーカードを読み取る
- スマホのNFC機能をONにする
- マイナポータルアプリを起動し、マイナンバーカードを読み取る
- パスワードを入力しログイン
4. 所得・控除の入力
- 給与所得→厳選徴収票の情報を入力
- 医療費控除→「医療費通知データ」があれば自動入力が可能
- ふるさと納税→「寄付金控除」として入力
- その他の控除(配偶者控除、扶養控除 など)も忘れずに
5. 送信&控えの保存
- 入力が完了したら「送信」を押して確定申告完了
- PDFデータをスマホやPCに保存(控えとして大切)
スマホ申告のメリット・デメリット
メリット
✅ 自宅で簡単にできる(税務署に行く必要なし)
✅ 電子申告で還付が早い(通常より1~2週間早く振り込まれる)
✅ 過去のデータを活用できる(来年の申告が楽に)
デメリット
❌ マイナポータルが使いにくい(低評価が多い)
❌ 一部のデータが自動連携されない(厳選徴収票は未対応が多い)
❌ スマホ対応の申告は一部のケースのみ(複雑な申告はPC推奨)
よくある質問(FAQ)
Q1. e-Taxを初めて利用する場合、事前登録は必要?
はい。利用者識別番号(16桁)を取得し、e-Taxの利用者情報登録が必要です。
Q2. マイナポータル連携とは?
マイナンバーカードを使って、医療費控除やふるさと納税のデータを自動で取得できる機能です。
Q3. スマホで確定申告できる人とできない人は?
✅ できる人:会社員、公的年金受給者、ふるさと納税や医療費控除をする人
❌ できない人:個人事業主、副業収入がある人、住宅ローン控除を申請する人(PC推奨)
まとめ
令和6年の確定申告は、スマホを使えば10分〜15分で完了する時代になりました。しかし、マイナポータルの使いづらさやデータ連携の不便さもあるため、完全にスムーズとは言えないのが現状です。
✅ スマホ申告が向いている人 → 給与所得者、公的年金受給者
✅ PC申告が向いている人 → 副業・個人事業主、住宅ローン控除を受ける人
スマホで手軽に確定申告を終わらせるために、事前準備とデータ保存をしっかり行いましょう!

