人気YouTubeチャンネル「もちまる日記」が活動を再開したものの、体調不良動画以降、登録者数が2万人減少するなど厳しい状況に直面しています。かつてギネス認定された超人気猫YouTuberは、なぜここまでの視聴者離れに見舞われているのでしょうか。本記事では、その背景や今後の課題について、詳しく解説していきます。
もちまる日記とは?ギネス記録にも認定された人気チャンネル
「もちまる日記」は、スコティッシュフォールドの猫「もちまる」と「はなまる」、そして彼らの飼い主である“下僕”の日常を記録するYouTubeチャンネルです。
2019年にスタートし、2021年には「もっとも視聴された猫」としてギネス世界記録に認定され、一躍有名に。全国のダイソーでのコラボ商品展開など、ペット系YouTuberとしては圧倒的な知名度を誇ります。
視聴者離れの原因となった「体調不良動画」の炎上
2024年4月17日に投稿された「夜中に5回嘔吐して救急搬送されました」という動画が、炎上のきっかけとなりました。
この動画では、もちまるが嘔吐しぐったりする様子や、黄色い胃液の写真、点滴シーンまでカメラに収められており、視聴者からは以下のような批判が相次ぎました。
- 「体調不良の猫にカメラを向けるのはおかしい」
- 「再生数のために猫を利用しているように感じる」
- 「もっと猫を休ませてあげてほしい」
その結果、SNSでは「もう見ない」「登録解除した」といった声が拡がり、2024年4月初頭には214万人だったチャンネル登録者数が、5月4日時点で212万人まで減少しました。
視聴者が離れたもう一つの理由:過激な“ドッキリ系”動画への不信感
もちまる日記は初期こそ、愛情あふれる日常を記録した内容が多かったものの、ギネス記録以降は以下のような“企画系”にシフトしていきました。
- 氷風呂に入れる
- ヒヨコと対面させる
- 炭酸水を飲ませる“ドッキリ”動画
特に、2024年10月に投稿された「炭酸水ドッキリ」では、足に付いた炭酸水をなめたもちまるが震える様子が映され、SNSで「虐待ではないか」との批判が殺到しました。
こうした方向転換により、「初期の自然なもちまるが好きだった」という古参ファンが離れていったと見られています。
活動再開で見える変化と今後の課題
2025年5月3日、「もちまる日記」は13日ぶりに生配信を実施。もちまるの手術(尿管結石の除去)と現在の健康状態を報告しました。術後の経過は良好で、元気を取り戻しているとのこと。
ただし、今後しばらくは編集を抑えたシンプルな動画スタイルでの投稿になるとしています。
視聴者からは、
- 「少し早すぎる」
- 「もう少し休ませて」
- 「再生数目的に感じてしまう」
といった、再開に対する否定的な意見も根強く残っています。
FAQ
Q1: もちまる日記はもう見ない方がいいの?
A1: 判断は個人に委ねられますが、「動物の扱い方に不快感を持つか」が視聴を続けるかどうかのポイントです。
Q2: 炭酸水ドッキリは本当に虐待だったの?
A2: 法的には虐待とまでは言えないものの、不快に思う人が多かったのは事実です。動物への配慮が求められる内容でした。
Q3: なぜ人気だったのに登録者が減ったの?
A3: 初期の自然な動画から“企画重視”になったことでファン離れが進み、さらに体調不良時の撮影が炎上したことが大きな要因です。
まとめ
「もちまる日記」の登録者数減少と炎上は、ペット系YouTuberに求められる「動物への配慮」と「誠実な姿勢」がいかに大切かを物語っています。再び多くの人に愛されるチャンネルになるためには、視聴者の信頼を取り戻すような動画作りが求められるでしょう。

