ファミリーマートとローソン、約1万店舗で雑誌販売を終了へ

コンビニの雑誌ラックがほぼ空になり、雑誌販売の終了 時事ニュース・話題

2025年3月から、ファミリーマートとローソンの合計約1万店舗で雑誌の販売が終了することが決定しました。この動きは、インターネットの普及による紙媒体離れや、物流コストの増加、そしてトラック運転手の労働時間規制強化など、複数の要因が影響しています。

雑誌販売終了の背景

出版取次大手の日本出版販売(日販)は、2025年2月末をもってファミリーマートとローソンへの雑誌・書籍の配送を終了する方針を示しました。これを受け、同業のトーハンが配送業務を引き継ぐ予定でしたが、経済的要因や配送コストの問題から、約2万店舗への配送が限界とされ、約1万店舗での雑誌販売終了が決まりました。

特に、地方の店舗では配送コストが高く、雑誌の供給が難しくなると予想されています。このため、書店がない地域では雑誌を入手できない「雑誌難民」が発生する懸念が指摘されています。

セブン-イレブンの対応

一方、セブン-イレブンは雑誌販売を継続する方針を表明しており、雑誌文化の維持に努める姿勢を示しています。

まとめ

ファミリーマートとローソンの一部店舗での雑誌販売終了は、出版業界や読者にとって大きな影響を及ぼすと考えられます。特に、地方での雑誌入手の困難さが懸念されており、今後の動向に注目が集まっています。

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