USAIDとは何かメディアが伝えない「闇」とは？

近年、USAID（アメリカ国際開発庁）が世界各地で行っている活動について、疑問の声が高まっています。公式には「開発支援機関」とされていますが、実態は政治的な影響力を行使するためのツールではないかという指摘もあります。

本記事では、ジャーナリストの山口敬之氏と佐波優子氏が語る「USAIDの闇」について詳しく解説し、その実態と日本のメディアが報じない理由を探ります。

USAIDとは何か？表の顔と裏の実態

USAID（United States Agency for International Development）は、1961年にケネディ大統領によって設立されたアメリカ政府の機関です。その目的は、世界の発展途上国に対して人道支援を行い、経済成長や民主主義の促進を支援することとされています。

山口敬之氏によると、USAIDは単なる支援機関ではなく、アメリカの外交政策の一環として利用されていると指摘されています。

特に、以下のような疑問点が挙げられています。

例えば、カンボジアやルワンダでは、USAIDの支援物資が特定の政治勢力や武装組織に利用されるケースが確認されています。また、中東では、USAIDの物資がハマスのような組織によって分配されることもあるとされています。

USAIDは、単なる人道支援だけでなく、メディアにも多額の資金を提供していることが判明しています。

イーロン・マスク氏が指摘したように、USAIDの資金提供は、**「特定の報道を推進し、不都合な情報を封じるために使われている」**と考えられています。

つまり、USAIDはメディアに資金を供給しながら、「望ましい情報」だけが流れるように調整している可能性があるのです。

日本の大手メディアがUSAIDについて積極的に報じないのも、その影響があるのではないかと疑う声もあります。

また、USAIDの資金は、「トラステッドニュースイニシアチブ（TNI）」という組織にも流れていたとされています。

TNIは、「フェイクニュース対策」を名目に、世界中のメディアに対して「報道の指針」を提供していました。

山口氏は、「TNIの活動が2019年7月7日に始まり、そのわずか半年後にパンデミックが発生した」と指摘し、これは偶然なのか？という疑問を投げかけています。

ウクライナ戦争においても、USAIDは大きな役割を果たしています。

また、ウクライナの反ロシア政治勢力にも資金提供が行われており、「USAIDは民主主義支援という名目で特定の政治勢力を支援している」との見方が強まっています。

さらに、アメリカの国務省幹部であったビクトリア・ヌーランド氏が、USAIDや関連組織と深い関係があったことも指摘されています。

彼女は、ウクライナでの政権転覆を支援したとされる人物で、現在はUSAIDの関連組織「NED（全米民主基金）」の理事長に就任しています。

この事実は、「USAIDが単なる人道支援組織ではなく、アメリカの外交政策を推進する道具として機能している」ことを示唆しています。

A: 公式には「人道支援を目的とした機関」とされていますが、実際には政治的影響力を行使するための組織として利用されている可能性があります。

A: USAIDは世界中のメディアに資金提供を行っており、その影響で特定の情報が報じられにくくなっている可能性があります。

A: ウクライナに2兆7000億円を提供したが、実際に届いたのは6000億円程度。残りの資金は不透明な使途で消えているとされています。

A: 世界中の報道機関やジャーナリストに対して資金を提供し、「特定の情報を強調し、不都合な情報を封じる」ような影響を与えていると考えられます。

USAIDは単なる人道支援機関ではなく、政治的な影響力を行使するためのツールとして機能している可能性が高いことが分かりました。

このような現実を踏まえると、日本のメディアがUSAIDの問題をほとんど報じない理由も見えてくるのではないでしょうか？