2025年1月9日午前7時1分頃、日本気象協会が運営する天気予報サイト「tenki.jp」がサイバー攻撃を受け、現在もほぼ閲覧できない状態が続いています。この攻撃は「DDoS攻撃」と呼ばれるもので、外部から大量のデータを送りつけてサーバーに過剰な負荷をかけることで、正常なアクセスを妨げる手法です。
攻撃の影響と復旧状況
午前7時頃から始まったこの攻撃により、tenki.jpのウェブサイトは現在も閲覧がほぼ不可能な状態が続いています。午後2時時点でも復旧の見通しは立っておらず、日本気象協会は復旧作業を進めていますが、具体的な復旧時期については未定としています。
特に注目すべき点として、今月5日にも同様の攻撃が発生しており、その際には約7時間で復旧しましたが、今回の攻撃はより深刻で長引いている可能性があります。
今回の問題が及ぼす影響
9日から10日にかけて、日本海側を中心に警報級の大雪となる可能性が報じられており、天気予報の重要性が高まっています。このような状況でのサービス停止は、悪天候に備えたい利用者にとって非常に不便です。
SNSでは、利用者から「早く復旧してほしい」「大雪の予報を確認できない」といった切実な声が上がっています。一部では、tenki.jpアプリが通常通り使用可能であるとの情報があり、アプリを通じて情報を得ている人もいますが、ウェブ版の復旧が待たれる状況です。
利用者へのアドバイス
- アプリ版を活用する
ウェブ版が利用できない場合は、tenki.jpのアプリ版をインストールすることで、天気予報を確認できます。アプリは通常通り動作しているため、緊急時の代替手段としておすすめです。 - 他の気象情報も確認
NHKや民間の天気予報サービスを利用することも、必要な情報を得る方法の一つです。
今後の見通し
サイバー攻撃
に対する脆弱性は、近年、公共性の高いサービスにとって深刻な課題となっています。日本気象協会は今回の攻撃に対する対応を急いでおり、セキュリティ強化も視野に入れていると考えられます。tenki.jpの復旧に向けた作業が進む中、利用者はアプリや代替サービスを活用しつつ、公式からの最新情報を待つことが重要です。
また、サイバー攻撃が繰り返される可能性もあるため、利用者もこうした事態に備えて複数の情報源を確保することが推奨されます。特に悪天候が予測される時期には、交通機関の情報や自治体からの防災情報にも注意を払い、状況に応じた迅速な行動が求められます。
まとめ
日本気象協会のtenki.jpがDDoS攻撃を受け、重要な天気予報の提供が一部停止していることは、利用者にとって深刻な問題となっています。ただし、アプリ版は通常通り利用可能であり、他の情報源を活用することで、一定の情報を得ることは可能です。復旧に向けた作業が進む中、利用者としては冷静に対応し、引き続き公式情報に注目することが求められます。
サイバー攻撃の影響が最小限に抑えられることを願うとともに、利用者の安全が守られるよう願っています。