北海道のプロパンガス(LPガス)の料金は日本一高いことで有名です。
私もあまりに高くて、引っ越した先でプロパンガスの契約をせずに過ごした経験があります。
なぜ北海道のプロパンガスは高いのか?どれくらい高いのかについて迫ります。
北海道のプロパンガス(LPガス)料金は日本一高い!
北海道のプロパンガスは、日本全国46都道府県でダントツトップの料金の高さをほこります。
ちなみに一番安いのは東京都です。その比較を見てみましょう。
順位 | 都道府県 | 基本料金 | 重量単価 | ガス料金 |
---|---|---|---|---|
1位 | 東京都 | 1,748円 | 523円 | 6,978円 |
46位 | 北海道 | 2,143円 | 799円 | 10,133円 |
全国平均 | 1,873円 | 620円 | 8,071円 |
※2021年10月現在の価格
基本料金ですら最安の東京都と400円ほどの差があるのも驚きですが、単価も276円も高い!
全国平均も大幅に上回っていることが分かりますね。
ほんとにどんだけ高いんだよ!と憤りを覚えるほどです。
なぜ北海道のプロパンガスは高いのか?その理由とは
北海道のプロパンガスが高い理由として、以下のようなものが挙げられるようです。
- 北海道は広いため輸送費(人件費)が高く付く
- 灯油を使う習慣が根強く、LPガスの用途が限られるため単価が高くなる
- LPガス事業者の競争がない、閉鎖的な部分があるため高値の供給がまかり通っている
個人的には3番目の理由が一番大きいのではないかと勘ぐったりします。なにせ事業者の競争は無いですからね。
なにはともあれ、とにかく北海道のプロパンガスはダントツに高い、それも今後変わらないだろうと思われます。
プロパンガスを使わない生活も可能
プロパンガスは賃貸アパートや一戸建てに多いですが、賃貸アパートの場合はプロパンガスであっても使わない選択ができます。
私はキッチンのガスがプロパンガスだったため、契約はせず、ガステーブルを電気のIHにしました。
電気代は高く付きますが、プロパンガスの料金に比べれば断然電気のほうが安いです。基本料金も払わなくて済みますからね。
ただ注意したいのは、プロパンガスが湯沸かし器に使われている場合です。この場合はプロパンガスを契約しないわけには行きません。
プロパンガスを契約しなくていい場面は、キッチンのガスだけの場合です。
湯沸かし器やストーブ(暖房器具)が灯油であればいけるはずです。
賃貸契約をする前に、プロパンガスの部分はしっかり不動産屋さんに聞いておいたほうが良いでしょう。
ちなみに都市ガスも高い
北海道は都市ガスも高いです(涙)
東京に住んでいる方からすると、都市ガスは安いイメージしか無いですが、北海道は、プロパンガスほどではないにしろ、都市ガスも結構高いので注意が必要です。
特に暖房器具が都市ガスの場合は注意です。灯油ストーブを購入するのが吉です。